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職員ブログ③ 映画記録「ザ・ウォール」
【ザ・ウォール（2017）】
監督：ダグ・リーマン
主なキャスト：アレン・アイザック軍曹（アーロン・テイラー=ジョンソン）、
シェイマン・マシューズ2等軍曹（ジョン・シナ）
ジューバ（ライト・ナクリ）
【5W1H】
舞台はイラクの砂漠地帯の石油パイプライン。2007年のイラク戦争の話です。
登場人物は全員狙撃手で、アメリカ軍のアレン・アイザック軍曹とシェイマン・マシューズ2等軍曹、イラク兵のジューバ。
安全を確認する為に22時間の偵察任務として現場に送り込まれた2人ですが、現場の遺体から無線機を回収しようとしたところでマシューズが被弾。それを助けに行ったアイザックも膝上と自身の持っていた通信アンテナを打たれ命からがら一人で近くの壁に避難。ここから生死を賭けた物語が始まります（マシューズはいつでも撃たれる場所で倒れたまま）。
【ジェーバの蟻地獄】
この映画において最も注目すべきは主人公アイザックではなくジェーバ。
映画の中では声のみの出演で終わるなど謎多き人物ですがまさかの実在の人物。知らずに見てました。
2005年にジュバ（ジューバ）を名乗る人物からアメリカ兵を次々狙撃する様子の動画が投稿され話題になったみたいですね。
2013年か2014年あたりにISISによって殺害されたと「される」、現実でも謎多き人物のようです。
フィンランドがシモヘイヘならイラクはジュバ。
さてこの映画内でのジュバの戦い方ですがまさに蟻地獄。アイザックは最初から罠にはまっていました。
ざっくりとした手順はこんな感じ
① 兵士を狙撃。あえて生かすことで助けを呼ばせる。
② しかしその無線の相手はジェーバ。知らずに情報や仲間内のローカル言葉を盗まれる。
③ それを駆使して信用が得られるようにジェーバが追加の兵を呼ぶ。
④ やってきた兵を撃つ。
⑤ ①へ
ちなみに①の時、ジェーバは出血の止まらない場所を狙撃しています。ゆっくりと出血死を狙います。
これを相手に伝えることで焦らすわけですね。
動いている標的を相手にこれができるジェーバの凄さに感服。
【感想】
さて感想ですが映画の目的が「壁越しに見えない狙撃手」というシンプルなもので面白かったと思います。
それでいてジェーバの作戦が少しづつ明かされていくので流れも良かったんじゃないかなと。
戦争についてある程度知識を持たれる方は「戦争としてはありえない」なんて意見を持たれているみたいですが、私が知識をを持ち合わせていなかったのが逆に功を奏しましたかね笑。
結末は存外あっけなかったですが人間いつ死ぬか分からないですしそれもまた一興なんじゃないかなって感じでした。
今回はここら辺で。ご覧いただきありがとうございました！
箇条書きはなかったことに…笑
（職員 阿部）
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